サッカーの芝生にルールってあるの?
サッカーの試合をみていると、色んなスタジアムがあるけれど、ルールってあるのかしら?
こういった疑問に答えます。
この記事では、サッカー初心者向けに、芝生のルールについての解説をしたいと思います。
サッカーは世界中で親しまれ、愛されるスポーツですが、その試合の舞台であるサッカーグラウンドにも厳格なルールと規定が存在します。この記事では、サッカーの芝に関するルールと規定について探ってみましょう。
サッカーグラウンドの芝生は、試合の質や選手のパフォーマンスに影響を与える重要な要素の一つです。芝の状態が整っているかどうかは、試合の展開に大きな影響を及ぼすことがあります。では、サッカーの芝に関する具体的なルールや規定は何でしょうか?それを見ていきましょう。
【サッカーの芝】サッカーの芝生にはルール(規定)がある?
日本サッカー協会(JFA)では、下記の通り『フィールドの表面』として芝生の記載があります。
1. フィールドの表面
競技のフィールドは、全体が天然、または競技会規定で認められる場合は全体が人工の表面でなければならない。
ただし、競技会規定で認められる場合、人工と天然素材を組み合わせたもの(ハイブリッドシステム)を用いることもできる。
人工芝の表面の色は、緑でなければならない。
FIFA加盟サッカー協会の代表チームまたはクラブチームの国際競技会のいずれの試合において、人工芝が用いられる場合、その表面は、「FIFAクオリティプログラム―サッカー芝」の要件を満たさなければならない。ただし、IFABから特別な適用免除を受けた場合を除く。
出展元:JFAサッカー競技規則
サッカーにおける芝生の基本
サッカーの試合は、プレイヤーのスキルだけでなく、競技場の芝生の状態にも大きく影響されます。
サッカーの芝生にはいくつかの基本があります。これらの基本について解説します。
芝生の長さと均一性
サッカーの芝生は一定の長さに保たれる必要があります。通常、芝生の長さは20mmから30mmの間が推奨されています。この長さは試合のスピードやボールの動きに影響を与えます。また、芝生は均一である必要があり、起伏や穴がないように管理されます。
芝生の湿度
芝生の湿度も重要です。湿すぎるとプレイヤーが滑りやすくなり、ドリブルやパスの制御が難しくなります。逆に、乾燥しすぎていると芝生が固くなり、ボールのバウンドが予測しにくくなります。適切な湿度を維持することが大切です。
芝生の整備
競技場の管理者は、芝生の定期的な整備を行う責任があります。これには芝刈り、施肥、病害虫の予防、修復などが含まれます。整備が不適切な場合、芝生の品質は低下し、プレイヤーの安全にも影響します。
試合前のチェック
対戦前に、審判団は芝生の状態をチェックします。芝生がルールに適合しているかどうかを確認し、試合の公平性・安全性を保つための重要なチェック項目です。
FIFA基準芝生とは?
日本サッカー協会の規定の中で、『FIFA加盟サッカー協会の代表チームまたはクラブチームの国際競技会のいずれの試合において、人工芝が用いられる場合、その表面は、「FIFAクオリティプログラム―サッカー芝」の要件を満たさなければならない。』という箇所があります。
「FIFAクオリティプログラムーサッカー芝」(FIFA基準芝生)とはなにか?
FIFA(国際サッカー連盟)は、世界中のサッカー競技場で一貫性のある芝生の品質を確保するために、厳格な基準を設けています。これがFIFA基準芝生です。
ざっくりまとめ
サッカーの芝生は、試合の成功において欠かせない要素です。ルールに従った芝生の管理は、試合の公平性と安全性、魅力を保つために非常に重要です。
芝生に関するルールは、芝の長さや均一性、湿度、整備などを指定しています。芝生の品質が良好であれば、ドリブル、シュート、パスなどの技術が最大限に発揮され、試合はより面白くなります。
FIFA基準芝生は、世界中の競技場の人工芝に統一性をもたらすために設けられました。この基準は、芝生の品質、耐久性、安全性、プレイの品質に対する高い基準を示しています。
芝生の適切な管理とFIFA基準への適合は、サッカー競技の成否に大きな影響を与えるため、クラブ、競技場管理者、そしてサッカー愛好者全体にとって重要な責務です。
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