2026 FIFAワールドカップ準々決勝で、イングランド代表とノルウェー代表が対戦しました。
試合は90分を終えて1-1。延長戦の末、イングランドが2-1で逆転勝利を収めました。
ノルウェーに先制を許したものの、ジュード・ベリンガムが前半終了間際に同点ゴールを記録。さらに延長前半にも決勝点を奪い、イングランドを準決勝へ導きました。
試合結果
ノルウェー 1-2 イングランド
※延長戦終了後
得点者・得点時間
イングランド
ジュード・ベリンガム:45+2分
ジュード・ベリンガム:93分
ノルウェー
アンドレアス・シェルデルップ:36分
ノルウェーが前半に先制しましたが、ベリンガムの2得点によってイングランドが逆転しました。
試合経過
試合序盤は、両チームとも慎重に試合へ入りました。
イングランドはハリー・ケインを前線に置き、ジュード・ベリンガムやアンソニー・ゴードンが攻撃へ加わります。一方のノルウェーは、アーリング・ハーランドとアレクサンダー・セルロートを中心に、素早い攻撃からゴールを狙いました。
最初の決定的なシュートは35分。ハーランドがヘディングシュートを放ちましたが、イングランドのGKジョーダン・ピックフォードが正面で防ぎました。
シェルデルップのゴールでノルウェーが先制
試合が動いたのは36分でした。
イングランド陣内でボールを奪ったノルウェーは、左サイドのアンドレアス・シェルデルップへ展開します。
シェルデルップがゴール前へ送ったクロス気味のシュートは、そのままファーポストに当たってゴールへ入りました。
ノルウェーが1-0と先制し、初のワールドカップ準決勝進出へ一歩近づきます。
先制後もノルウェーは攻勢を続けました。
セルロートがゴール前でシュートを放ったほか、マルティン・ウーデゴールもペナルティーエリア外からゴールを狙います。しかし、ピックフォードの好守もあり、追加点は奪えませんでした。
ベリンガムが前半終了間際に同点弾
イングランドは前半終了間際に試合を振り出しへ戻します。
45+2分、アンソニー・ゴードンから中央でパスを受けたベリンガムが、相手をかわして左足を振り抜きました。
シュートはゴール右下へ決まり、イングランドが1-1の同点に追いつきます。
直後にはケインもゴールネットを揺らしましたが、オフサイドの判定で得点は認められず。前半は1-1で終了しました。
ノルウェーの勝ち越しゴールは取り消し
後半に入ると、イングランドはブカヨ・サカとエベレチ・エゼを投入しました。
しかし、チャンスを多く作ったのはノルウェーでした。
セルロートのシュートをピックフォードが防ぐと、ハーランドのヘディングシュートもゴール寸前でセーブします。
さらに、コーナーキックの流れからトルビョルン・ヘッゲムが押し込み、ノルウェーが勝ち越したかに見えました。
ところが、キックが蹴られる前にハーランドがイングランドの選手を押していたとして、得点は取り消されました。
ノルウェーは75分ごろにもセットプレーから決定機を迎えます。
ピックフォードがパンチングしたボールを再びゴール前へ送ると、クリストファー・アイエルがヘディングシュート。しかし、ボールはクロスバーに当たり、勝ち越しゴールとはなりませんでした。
延長前半にベリンガムが決勝ゴール
90分を終えて1-1のまま決着がつかず、試合は延長戦へ突入しました。
延長前半開始からわずか3分後の93分、イングランドがついに勝ち越します。
モーガン・ロジャーズがシュートを放つと、ノルウェーのGKエルヤン・ニーランがボールを処理し切れませんでした。
こぼれ球に最も早く反応したベリンガムがゴールへ押し込み、イングランドが2-1と逆転します。
その後、イングランドにはPKが与えられましたが、VARの確認によって判定が取り消されました。
ノルウェーもアントニオ・ヌサやパトリック・ベルグがゴールを狙いましたが、イングランドの守備を崩すことはできません。
イングランドが最後まで1点のリードを守り切り、2-1で準決勝進出を決めました。
ベリンガムが2試合連続の2ゴール
この試合の主役は、イングランドのジュード・ベリンガムでした。
前半終了間際に個人技から同点ゴールを決めると、延長前半にはGKがこぼしたボールを逃さず、決勝点を記録しました。
ベリンガムはラウンド16のメキシコ戦でも2ゴールを挙げており、決勝トーナメントで2試合連続の複数得点となりました。
ワールドカップの同一大会で、決勝トーナメントの2試合連続で2得点以上を記録したのは、1986年大会のディエゴ・マラドーナ以来となります。
また、ベリンガムは今大会通算6得点に到達。ケインと並び、イングランドの攻撃をけん引しています。
ピックフォードの好守も勝利に貢献
ベリンガムの2得点だけでなく、GKピックフォードの活躍も勝利の大きな要因となりました。
後半にはセルロートのシュートをクロスバーの上へ弾き、ハーランドのヘディングシュートもゴール寸前で阻止しました。
ノルウェーに何度も決定機を作られましたが、2点目を許さなかったことで、イングランドは延長戦へ持ち込むことができました。
この試合でピックフォードはワールドカップ通算18試合目の出場となり、ピーター・シルトンを抜いてイングランド代表の同大会最多出場記録を更新しました。
ノルウェーは初の準決勝進出ならず
ノルウェーはシェルデルップのゴールで先制し、後半にも数多くの決定機を作りました。
ハーランドやセルロートを中心とした攻撃はイングランドを苦しめ、取り消されたゴールやアイエルのクロスバー直撃など、勝ち越しに迫る場面もありました。
しかし、チャンスを得点へつなげられず、延長戦でベリンガムに決勝点を許しました。
それでも、ラウンド16でブラジルを破り、同国史上初めてワールドカップ準々決勝へ進出した戦いは、大きなインパクトを残しました。
イングランドの次戦
準決勝へ進出したイングランドは、次戦でアルゼンチン代表と対戦します。
アルゼンチンは準々決勝でスイスに3-1で勝利し、ベスト4進出を決めました。
イングランド対アルゼンチンの準決勝は、現地時間2026年7月15日午後3時、日本時間では7月16日午前4時に、アメリカ・アトランタで行われます。
ベリンガムやケインを擁するイングランドと、前回王者アルゼンチンによる決勝進出を懸けた注目の一戦となります。



コメント