【名門】リヴァプールの成績低迷の原因を探る【南野の移籍?】
Embed from Getty Imagesサッカーのイングランド・プレミアリーグのリヴァプールといえば、超名門中の名門クラブです。
近年は、常にリーグ優勝候補やUEFAチャンピオンズリーグでも優勝候補とあげられ、安定した成績を残してきました。2019-2020年シーズンではリーグ優勝、2018-2019年シーズンでは、UEFAチャンピオンズリーグで優勝を果たしています。まさに黄金期を迎えていました。2021-2022シーズンまでは日本代表の南野選手が所属していたことでも知られています。
そんな超名門クラブのリヴァプールが、2022-2023シーズン4月2日現在、27試合を終えて12勝9敗6引き分けの8位と低迷しています。
本記事では、リヴァプールの成績が低迷している原因を探っていきます。
リヴァプールの現状
前述のとおり、2022-2023シーズンの4月2日現在、27試合を終えて12勝9敗6引き分けの8位と低迷しています。
得点は48、失点は33、となっておりパッとしません。
前年優勝したカラバオカップでは、4回戦でマンチェスター・シティと対戦し2-3で敗戦、ベスト16となりました。
同じく前年度優勝のFAカップもブライトンに1-2で敗れて、4回戦で敗退となりました。
UEFAチャンピオンズリーグにおいても、レアルマドリードに敗れてベスト16で敗退しています。
カップ戦は敗退し、リーグでは優勝はおろか4位以内に入ることさえ危うい現状となっています。
最近の補強の動き
Embed from Getty Images今シーズン開始前に、リヴァプールはこれまで最強3トップのうちの一人であったサディオ・マネ選手を放出しています。その他、控えメンバーの南野選手やオリギ選手を放出しています。
特に、攻守に大活躍していたサディオ・マネ選手の代わりとなる選手に、誰を獲得するのかが注目されていました。
そんな中リヴァプールはウルグアイ代表のダルウィン・ヌニェス選手を獲得しました。
ヌニェス選手はポルトガルのベンフィカで得点を量産し得点王にも輝きました。
獲得には、1億ユーロ(約140億円)を費やしたと言われています。(ボーナス含む)
冬の移籍市場で、リヴァプールは23歳のオランダ代表コーディ・ガクポ選手を獲得しました。
コーディ・ガクポ選手はオランダ代表としてFIFAワールドカップカタール大会でも3試合連続ゴールをあげるなど大活躍しました。
左右のウイングやセンターフォワードも可能で得点とアシストの両方で貢献できる選手です。
新加入選手の評価
Embed from Getty Imagesダルウィン・ヌニェス選手
サディオ・マネ選手の代わりとして大注目だったダルウィン・ヌニェス選手ですが、開幕戦ではいきなりレッドカード退場をしてしまいました。
4月2日現在、リーグ戦22試合で8ゴールとサディオ・マネ選手ほどゴールに絡むことができていません。
また、サディオ・マネ選手ほど前線からの守備でのプレッシングをするわけではないため、チーム全体の守備力が低下したと言われています。
さらに、言葉の壁もあるようでクロップ監督との間には通訳が必要のようです。
1年目でサディオ・マネ選手のような活躍を期待するのは酷ですが、チームの結果が出ていない現状のせいもあり批判されることもしばしばあります。
コーディ・ガクポ選手
左のウイングやセンターフォワードで起用されることが多くなっています。
現在、リーグ戦11試合4ゴールとなっています。
チーム全体のパフォーマンスが悪く、コーディ・ガクポ選手も本領を発揮できない試合が多くなっています。
冬に加入してまだ日が浅いため、本領発揮は来シーズンになるでしょうか?
しかし、ウイングもセンターフォワードもこなせるユーティリティさもあり、チームの助けになるはずです。
クロップ監督の戦術
Embed from Getty Imagesクロップ監督はリヴァプール就任以来、4-3-3のフォーメーションでディフェンスラインを高くして前線からのハイプレスを基本戦術としてきました。
しかし今シーズンは、サディオ・マネ選手が抜けたこともあり前線からのプレスがうまくいかず、またディフェンスのハイラインを攻略されることが増えました。
中盤ではベテランとなったミルナー選手やヘンダーソン選手、ファビーニョ選手が勤続疲労なのかパフォーマンスがあまりよくなく、衰えを指摘されています。
さらに、右サイドバックのアーノルド選手の守備の脆さも度々話題に挙げられており、日本代表の三苫選手にドリブルで何度もブチ抜かれるなど守備の欠点となっています。
怪我人の多さ
今シーズンのリヴァプールは、怪我人が多いです。
ポルトガル代表のジョタ選手、フィルミーノ選手、オランダ代表のファンダイク選手、コロンビア代表のルイスディアス選手、チアゴ・アルカンタラ選手などなど、数多くの選手が離脱をしていました。
リヴァプールOBキャラガー氏のコメント
「彼らはまだ以前と同じようにプレーし、同じアイディアを持っている。だが、それを実行できない」
「クロップのアイディアを実行するためにチームのエネルギーを取り戻す必要があるが、それが4~5年前からやっている選手なのか、新しい選手が必要なのか。移籍市場で積極的になること以外にないと思う」
とコメントし、監督を変えるというよりも選手の補強が必要であると主張しています。
まとめ
今回は、近年の最盛期から一気に今シーズン低迷してしまっているリヴァプールについて、その原因を探りました。
サッカーチームというのは良いときもあれば悪いときもあります。常に最盛期で勝ち続けるチームは存在しません。
あのバルセロナやレアルマドリードでも勝てない時期はあります。
補強や戦術変更、怪我人の復帰などで状況はすぐに好転する可能性もあります。
いずれにしても、リヴァプールには世界のトップスターが集結しており、今後も楽しみなチームです。
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